
タロットカード「悪魔」の意味
正位置の悪魔は、習慣や恐れ、人間関係など、あなたをとらえている何かを示します。その鎖は見た目ほどきつくないことも、そっと教えてくれるカードです。
- 執着
- 誘惑
- 不健全なパターン
- 物質主義
- とらわれた感覚
| アルカナ | 大アルカナ |
|---|---|
| 番号 | XV (15) |
| 占星術の対応(黄金の夜明け団) | 山羊座 |
| YESかNOか | 正位置はNO、逆位置はどちらとも言えない |
このページの内容 (12)
カードに描かれているもの
コウモリの翼を持ち、額に逆さの五芒星をつけた角のある者が黒い台の上にうずくまり、片手を上げ、もう一方の手で下向きのたいまつを持っています。それぞれ小さな尾のある裸の男女が、首を鎖で台につながれて立ち、背景は黒一色です。頭からすり抜けられるほどゆるい鎖は、本当に断ち切れない絆ではなく、人が自ら受け入れている絆として読まれます。
「悪魔」の正位置
悪魔は、私たちをとらえるものについてのカードです。正位置で出たときは、抜け出すのが難しく感じられるパターンを示すことが多いものです。習慣、渇望、恐れ、有害な関係、あるいはお金や地位、承認へのこだわり。重く感じられるかもしれませんが、このカードには希望を感じさせる細部があります。よく見ると、二人の首にかかった鎖はゆるいのです。外そうと思えば外せます。
正位置の悪魔は、何が自分を支配していて、それはなぜなのかに正直になるよう求めています。その引力は快楽であることもあれば、安心感であることも、ただ変化への恐れであることもあります。それに名前をつけることが最初の一歩です。このカードは、罪悪感や圧力、誘惑を使って主導権を握り続けようとする別の誰かを示すこともあります。どこで身動きがとれないと感じているかに気づき、その罠が見た目ほど頑丈なのかを問いかけてください。はっきりした決断をひとつ下し、信頼できる人の支えを得るだけで、抜け出しはじめられることがよくあります。
「悪魔」の逆位置
- 解放
- 抜け出すこと
- 気づき
- 力を取り戻すこと
- 距離を置くこと
逆位置の悪魔は、解放が始まりつつあることをよく示します。習慣や関係をありのままに見つめ、そこから一歩引く意志を見つけつつあるのかもしれません。鎖が外れようとしています。
この段階は、まっすぐには進まないこともあります。古い引力が戻ってくることもあり、パターンを断ち切るのが一度で済むことはめったにありません。自分に辛抱強くなり、自由へつながる選択をし続けてください。逆位置の悪魔は、問題が解決されたのではなく見えないところへ押しやられただけだ、と警告する場合もあります。正直さを保ち、支えてくれる人をそばに置き、自分をとらえていたものから一歩離れるたびにそれを喜びましょう。
恋愛での「悪魔」
正位置:シングルの人には、自分のためにならないかもしれない、強烈で磁石のような惹かれ合いを示すことがあります。パートナーがいる人には、強い情熱と同時に、嫉妬や独占欲、習慣や恐れから一緒にいることを示す場合があります。
逆位置では、不健全な関係から抜け出すことや、パートナーをよりはっきり見るようになることを示します。恋愛において自尊心が戻ってくることを表すこともあります。
仕事での「悪魔」
正位置の悪魔は、生活のためだけに仕事にとらわれている感覚や、消耗させる職場の空気にはまり込んでいる状態を示すことがあります。安定と引き換えに本当は何を差し出しているのかを問いかけています。
逆位置では、足を引っぱってきた状況を離れる勇気を見つけることを示します。職場でより確かな境界線を引くことを意味する場合もあります。
相手の気持ちとしての「悪魔」
相手はあなたに、執着に近いほど強い引力を感じていて、そこには欲望と、自分を抑えられなくなることへの恐れが混じっています。
アドバイスとしての「悪魔」
自分をとらえているものに名前をつけ、そこから離れる力が自分にあることを思い出しましょう。
タロット占いでの「悪魔」
同じカードでも、どの位置に出たかで読み方が変わります。「悪魔」がそれぞれの位置に出たとき、当サイトのスプレッドではこのように読みます。スリーカード、ケルト十字で試してみてください。
正位置
| 過去の位置 | あるパターンにとらわれていました。習慣、渇望、恐れ、あるいは抜け出しにくい関係。その執着が、今向き合っている状況を形づくっています。 |
|---|---|
| 現在の位置 | 何かがあなたを強くとらえています。習慣かもしれませんし、地位や承認へのこだわり、離れがたく感じる関係かもしれません。 |
| 未来・結果の位置 | このパターンを見つめずにいると、執着が深まる方向へ傾くかもしれません。鎖をはっきり見ることが、違う選択をするための最初の一歩です。 |
| 障害の位置 | 誘惑か不健全なパターンが、行く手をふさいでいます。居心地よく感じても、何度も戻ってしまう何かが、与えてくれる以上のものを奪っています。 |
| アドバイスの位置 | 自分をとらえているものを正直に見つめましょう。鎖が見た目よりゆるいことに気づき、さらにゆるめるための小さな一歩を踏み出してください。 |
逆位置
| 過去の位置 | 以前、ある習慣や関係がはっきりと見えてきました。その罠をありのままに認めたことで締めつけがゆるみはじめ、ここへつながりました。 |
|---|---|
| 現在の位置 | 解放が始まっています。あるパターンから一歩引いているか、何かや誰かに明け渡していた力を取り戻しつつあるのかもしれません。 |
| 未来・結果の位置 | 鎖が外れようとしていて、この先にはより大きな自由があります。古い引力が完全に消えるまでには、ときどき戻ってくることもあるでしょう。 |
| 障害の位置 | 戻ってくる古い引力が、決意を試すかもしれません。パターンを断ち切るのが一度で済むことはまれで、つまずきは失敗のように感じても、本当はその過程の一部です。 |
| アドバイスの位置 | 足を引っぱってきたものから離れ続け、古い衝動が戻ってきても自分に辛抱強くなりましょう。望む自由な暮らしを応援してくれる人を頼ってください。 |
1910年にウェイトが「悪魔」について書いたこと
ウェイトはパメラ・コールマン・スミスとこのデッキを作り、その意味を『The Pictorial Key to the Tarot』(1910年、パブリックドメイン)で発表しました。原文のまま掲載します。
占いでの意味:
Ravage, violence, vehemence, extraordinary efforts, force, fatality; that which is predestined but is not for this reason evil.当サイトの訳:荒廃、暴力、激しさ、並外れた努力、力、宿命。あらかじめ定められてはいるが、そのために悪であるとは限らないもの。
逆位置:
Evil fatality, weakness, pettiness, blindness.当サイトの訳:悪い宿命、弱さ、卑小さ、盲目。
現代の読み手は、習慣と、見た目よりゆるい鎖に焦点を当てます。ウェイトは荒廃、暴力、宿命を挙げ、あらかじめ定められたものはそのために悪であるわけではないと付け加えました。悪い宿命や盲目という逆位置は、抜け出すことについては何も語っていません。
「悪魔」はYESのカード?NOのカード?
正位置はNO。悪魔は、自分を傷つけるものに鎖でつながれた人々を描いています。そのため正位置はNO寄りで、誘惑や支配が絡む場合は特にそうです。
逆位置はどちらとも言えない。逆位置では鎖がゆるみ、自由を取り戻しつつあります。そのため答えはやわらぎ、どちらとも言えないになります。
自分の質問はイエスノー占いでたずねてみてください。手元にカードがないときは、YES/NOオラクルの振り子が答えます。
あわせて読みたい:「悪魔」があなたのバースカードかどうか。
よくある質問
タロットカード「悪魔」はどんな意味ですか?
正位置の悪魔は、習慣や恐れ、人間関係など、あなたをとらえている何かを示します。その鎖は見た目ほどきつくないことも、そっと教えてくれるカードです。逆位置の悪魔は、罠をはっきり見はじめ、その締めつけをゆるめつつあることを示します。足を引っぱってきたパターンから、自由を取り戻そうとしている状態です。YESかNOか:正位置はNO、逆位置はどちらとも言えない。
「悪魔」の逆位置はどんな意味ですか?
逆位置の悪魔は、罠をはっきり見はじめ、その締めつけをゆるめつつあることを示します。足を引っぱってきたパターンから、自由を取り戻そうとしている状態です。
「悪魔」はYESのカードですか、NOのカードですか?
正位置では「NO」です。悪魔は、自分を傷つけるものに鎖でつながれた人々を描いています。そのため正位置はNO寄りで、誘惑や支配が絡む場合は特にそうです。逆位置では「どちらとも言えない」に傾きます。逆位置では鎖がゆるみ、自由を取り戻しつつあります。そのため答えはやわらぎ、どちらとも言えないになります。
「悪魔」は相手の気持ちとしてどんな意味ですか?
相手はあなたに、執着に近いほど強い引力を感じていて、そこには欲望と、自分を抑えられなくなることへの恐れが混じっています。
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