
タロットカード「月」の意味
正位置の「月」は、物事が見た目どおりではない不確かな時期を示します。慎重に進み、見た目より直感を頼りにするよう求めるカードです。
- 不確かさ
- 幻想
- 直感
- 不安
- 潜在意識
| アルカナ | 大アルカナ |
|---|---|
| 番号 | XVIII (18) |
| 占星術の対応(黄金の夜明け団) | 魚座 |
| YESかNOか | 正位置はNO、逆位置はどちらとも言えない |
このページの内容 (12)
カードに描かれているもの
横顔で眠るような表情の大きな黄色い月が二つの灰色の塔のあいだに輝き、地上へ小さな黄色いしずくを落としています。その下では犬と狼が空に向かって吠え、池からはザリガニが這い出してきて、塔のあいだを抜けて遠くの丘へと曲がりくねる細い道に向かっています。淡い光は半分しか見えない世界を、犬と狼は私たちの飼いならされた面と野生の面を、ザリガニは心の奥深くから湧き上がる恐れや感情を表すと読まれます。
「月」の正位置
「月」は、薄明かりの道のカードです。月明かりの下では形がぼやけ、影は実際より大きく見えます。スプレッドの中では、まだ全体像が見えていないことを意味することがよくあります。情報が欠けているのかもしれませんし、誰かが本心を明かしていないのかもしれません。あるいは自分自身の心配が、見えるものに色をつけているのかもしれません。
正位置の「月」は、恐れやうわさをもとに大きな決断をしないよう求めています。カードの生き物たちに注目してください。犬と狼は吠え、ザリガニは水から出てきたばかりです。表面の下で何かがうごめいていて、それが落ち着かない気持ちにさせることもあります。けれどこれは想像力や夢、直感のカードでもあり、理屈が尽きたときにはそれらが導いてくれます。繰り返し見る夢や胸の内の感覚に注意を払いつつ、行動する前に事実と照らし合わせてください。道はゆっくり歩きましょう。暗闇の中でどれほど心配するよりも、朝の光のほうが道をはっきり見せてくれるものです。
「月」の逆位置
- 戻ってくる明晰さ
- 解き放たれた恐れ
- 浮かび上がる真実
- 晴れていく混乱
- 内なる落ち着き
逆位置の「月」は、霧が晴れつつあることをよく示します。混乱させていたことが腑に落ちはじめたり、しばらく抱えてきた恐れが、まっすぐ見つめたとたんに力を失ったりするかもしれません。
秘密が明るみに出ることや、ある人や状況について思い違いをしていたと気づくことを示す場合もあります。胸が痛むかもしれませんが、長い目で見れば明晰さはほっとさせてくれるものです。逆位置の「月」は、内側に向かって押し黙ったままの不安を示すこともあります。それが当てはまるなら、落ち着いた人に話してみてください。恐れを声に出して名前をつけると、たいていは本来の大きさまで縮み、そのうえで次に何をするかを決められます。
恋愛での「月」
正位置:シングルの人には、ちぐはぐなサインや、半分は空想の上に成り立った惹かれ合いを示すので、相手を知るのに時間をかけましょう。パートナーがいる人には、不安や口にされない心配、まだすべてを打ち明けていない何かを示すことがあります。
逆位置では、誤解が解け、正直な気持ちが表に出てくることを示します。疑いを口に出せば、信頼は育っていきます。
仕事での「月」
正位置の「月」は慎重さを勧めます。細かい点がはっきりしなかったり、計画が見た目どおりではなかったりするかもしれません。引き受ける前に事実を確かめましょう。
逆位置では、職場の混乱が晴れ、隠れていた問題が明るみに出ることを示します。今ならよりよい決断ができます。
相手の気持ちとしての「月」
相手のあなたへの気持ちは本物ですが、混乱しています。自分が何を望んでいるのかわからずにいるか、それを見せるのを怖がっているのかもしれません。
アドバイスとしての「月」
ゆっくり進み、直感を信じ、大きなことを決める前に事実を確かめましょう。
タロット占いでの「月」
同じカードでも、どの位置に出たかで読み方が変わります。「月」がそれぞれの位置に出たとき、当サイトのスプレッドではこのように読みます。スリーカード、ケルト十字で試してみてください。
正位置
| 過去の位置 | 背景には、影が実際より大きく見えた、混乱と不確かさの時期があります。欠けていた情報や隠れた恐れが、ここへ続く道を形づくりました。 |
|---|---|
| 現在の位置 | まだ全体像が見えていません。情報が欠けていたり、誰かが本心を明かしていなかったり、自分の心配が見えるものに色をつけていたりするのかもしれません。 |
| 未来・結果の位置 | 物事は不確かな時期を通り抜けようとしています。時がたてばもっと明らかになるので、光が強くなるまでは大きな結論を出さないでください。 |
| 障害の位置 | 不安と幻想が行く手をふさいでいます。暗闇の中で大きくなる恐れが、実際には本当でないことを信じ込ませているのかもしれません。 |
| アドバイスの位置 | ゆっくり進み、直感を信じつつ、恐れは事実と照らし合わせましょう。取り消せない決断は、もっと明るい光が差すまで待ってください。 |
逆位置
| 過去の位置 | 混乱は晴れはじめています。抱えていた恐れや誤解が締めつけをゆるめはじめ、この瞬間への道をひらきました。 |
|---|---|
| 現在の位置 | 霧が晴れつつあります。混乱させていたことが腑に落ちはじめ、恐れはまっすぐ見つめるほどに力を失っています。 |
| 未来・結果の位置 | 霧が晴れていきます。隠れていた真実が浮かび上がり、ある人や状況について思い違いをしていたと気づくかもしれません。 |
| 障害の位置 | 恐れの最後の名残が、まだ足を引っぱっているのかもしれません。真実が出てきても、古い心配は必要以上に長く居座ることがあります。 |
| アドバイスの位置 | 恐れてきたものを、まっすぐ見つめましょう。避けてきた質問をし、心配がつくり出した物語を真実に置き換えてください。 |
1910年にウェイトが「月」について書いたこと
ウェイトはパメラ・コールマン・スミスとこのデッキを作り、その意味を『The Pictorial Key to the Tarot』(1910年、パブリックドメイン)で発表しました。原文のまま掲載します。
占いでの意味:
Hidden enemies, danger, calumny, darkness, terror, deception, occult forces, error.当サイトの訳:隠れた敵、危険、中傷、暗闇、恐怖、欺き、神秘的な力、誤り。
逆位置:
Instability, inconstancy, silence, lesser degrees of deception and error.当サイトの訳:不安定、移り気、沈黙、より軽い程度の欺きと誤り。
不確かさと欺きは両方に見られますが、ウェイトはずっと暗く、隠れた敵、危険、恐怖、神秘的な力を挙げました。現代の読み手はそれを和らげて、直感を信じることとしています。より軽い程度の欺きと誤りという逆位置は、混乱が晴れることとゆるやかに合っています。
「月」はYESのカード?NOのカード?
正位置はNO。「月」の下の道は薄暗く、幻想に満ちています。そのため正位置は、物事がはっきりするまでNO寄りです。
逆位置はどちらとも言えない。逆位置では霧が晴れはじめています。真実が出てくるにつれて答えはやわらぎ、どちらとも言えないになります。
自分の質問はイエスノー占いでたずねてみてください。手元にカードがないときは、YES/NOオラクルの振り子が答えます。
あわせて読みたい:「月」があなたのバースカードかどうか。
よくある質問
タロットカード「月」はどんな意味ですか?
正位置の「月」は、物事が見た目どおりではない不確かな時期を示します。慎重に進み、見た目より直感を頼りにするよう求めるカードです。逆位置の「月」は、混乱が晴れはじめ、恐れが力を失い、隠れていた真実が明るみに出はじめていることを示します。YESかNOか:正位置はNO、逆位置はどちらとも言えない。
「月」の逆位置はどんな意味ですか?
逆位置の「月」は、混乱が晴れはじめ、恐れが力を失い、隠れていた真実が明るみに出はじめていることを示します。
「月」はYESのカードですか、NOのカードですか?
正位置では「NO」です。「月」の下の道は薄暗く、幻想に満ちています。そのため正位置は、物事がはっきりするまでNO寄りです。逆位置では「どちらとも言えない」に傾きます。逆位置では霧が晴れはじめています。真実が出てくるにつれて答えはやわらぎ、どちらとも言えないになります。
「月」は相手の気持ちとしてどんな意味ですか?
相手のあなたへの気持ちは本物ですが、混乱しています。自分が何を望んでいるのかわからずにいるか、それを見せるのを怖がっているのかもしれません。
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